「できマウス。」の仲間たちのアプリは、Windows10では、管理者モードで起動する必要が生じておりました。
例えば、マウスボタン操作が困難な場合で利用できる「できクリック。」は、Windows10のスクリーンキーボードのキーを選択するには、管理者モードで起動する必要がありました。
Windows11 Insider Preview版では、特に管理者モードで起動しなくても、問題なく機能するようになりました。
あくまでPreview版なので、最終はどうなるのかは不明ですが。
なお、UAC(ユーザーアカウント制御)は、最高レベルにしてあります。
このまま、製品化になれば、Windows7のように使い勝手が良くなりますね。
「できマウス。」の仲間たちは、「できマウス。」をGamePadモードにして利用します。
詳しくは、下記をご覧ください。
“「できマウス。」は、パソコンに接続しても何もしません。”と記してありますが、これは初代の「できマウス。」に限ってのことで、「できマウス3。」以降はiOSや他のOSで利用できます。
https://dekimouse.org/wp/download/member/DekimouseNakamatachi.pdf
他に、 JoyToKeyやパッドdeマウスも作者にAccessibility機能を追加していただき、それらも、GamePadモードで利用できます。
次期15.0バージョンでは、スイッチのソースに“サウンド”が追加されます。beta5版で試してみました。
用意した物:ジェリービーンスイッチ
サウンド種類:“カチッ”という音
この状態で新しいスイッチを追加でサウンドを選択して、“カチッ”の音を選択して、スイッチコントロールをOnにして、ジェリービーンスイッチを少々音が出るように操作してみたところ、スイッチコントロールの操作ができました。
ジェリービーンスイッチは、未接続の状態です。
“外部機器が見つかりません”の黒ラインは、ソースをサウンドだけにすれば表示しません。
スイッチコントロールで“項目の選択”機能のみで良ければ、利用価値は大ですね。
大勢の声やいろんな音がある場所では、サウンドは思わぬ反応があるかもしれませんね。
ちなみに“Do”という音は、ピアノアプリの“ラ”に反応しました。
身近な道具などで操作ができますね。iPhoneアプリでiPhoneのどこかをタップすれば、音が出るアプリを作っていただけると、使わなくなったiPhoneが入力装置として再利用できますね。
「できマウス。」プロジェクトを20年主宰している私は高齢となり、手の震えも大きくなっており、プリント基板への取り付けは自動装置の工場に依頼しております(手半田付けは電気的信頼に不安)が、製品供給の課題が迫ってきている中、朗報ととらえています。今後はDropTalkのようなスイッチ対応アプリ/震えが伴うスイッチ操作/長押し操作/AssistiveTouchマウス操作などが出荷対象となるでしょう。
さらに、視線入力もサポートされますので、懸念している供給課題が解消されると思っております。
具体的で大変分かりやすく、貴重な情報源です。シェアをお願いいたします。
マウスボタンへのカスタムジェスチャ割り当てについての問い合わせが多く、日本のサポート担当者にメールを送ってみました。
先日は、サポートをありがとうございます。
iOS/iPadOS13.4から7までできていたことが、14 .xでは不可能になってしまいました。
今回のAssistiveTouchのカスタムジェスチャの問題はとても深刻です。
マウスボタンに容易にカスタムジェスチャを割り当てられ、GarageBandのような楽器を複数人で演奏することができました。
特別支援学校には、改造マウスと称しボタンから引き出したジャックに押しボタンを接続し、ひとりから複数人で演奏が可能でした。また教師が作った2択から3択の問題の答え選択も、カスタムジェスチャをボタンに割り当てて利用できました。
ところが14.xではAssistiveTouchのカスタムジェスチャではXY座標が再現できず、GarageBandで左上のシンバルを鳴らすジェスチャを作ってボタン1に割り当てましても、その時々のマウスポインタの位置によって異なるポイントでのアクションが生じるようになってしまいました。
15.xが間も無く正式発表になると思いますが、ぜひAssistiveTouchのカスタムジェスチャではXY座標の反映機能の復活をお願いいたします。
多くの支援学校の教師からのご要望です。よろしくお願いいたします。
Apple社のAccessibilityに取り組みに敬意を表します。
下記サイトで、次期OS15の機能改善内容が見ることができます。
FaceTimeがすごい!
FaceTimeは画面共有しながら会話もでき、サポートに大いに役立つでしょう。
しかも、Windowsなど他のOSへも招待リンクが送れるそうです。
参加者の発言も、表示している方向から音声が聞こえる(空間オーディオ)らしいです。
バックカメラが光学ズームコントロールに対応するので、FaceTime通話中に相手に見せたい重要なものを拡大表示できます。
SharePlayもすごい。
ZOOMとの比較はどうなることでしょう。
ユニバーサルコントロールもすごい!
1つのキーボード、マウス、トラックパッドを使って、MacとiPadの間でシームレスに作業でき、2台以上のMacまたはiPadと接続するのも簡単。カーソルをMacから直接iPadに動かしたり、Macで入力した文字をiPadに表示させることもできます。
Swift Playgroundsもすごい!
これで、プログラミングの学習にも、役立つでしょう。
Accessibilityでは、スイッチコントロールのサウンドアクションが追加され、スイッチOnのカチカチ音やブザー音が反応すれば、高価なスイッチインターフェイスを購入しなくても良いケースも生じるでしょう。
特定アプリ内だけでなく、OSレベルでアイトラッキングに対応するようです。他社製のMFiアイトラッキングハードウェアを使って画面上のどこを見ているかを追跡することで、目だけでiPadOSを操作できるようにする機能です。画面上で見ているものにポインタが移動し、滞留によってタップ、スクロール、スワイプなどの操作を実行します。安価な入手しやすいアイトラッキングハードウェアに期待!
盛りだくさんの改良点に驚きです。
あくまでプレビュー版ですので、Beta Software Programへの参加は、各自の責任で慎重に行ってください。
https://www.apple.com/jp/ipados/ipados-preview/
DropTalkやトーキングエイドfori Padは、外部スイッチ対応ですので、基本的にスイッチコントロールはOFF利用します。
「できiPad2。」を利用してDropTalkやトーキングエイドfor iPad を使う場合、スイッチアプリBモードに設定します。
スイッチ1個で操作できます。さらにスイッチ4個まで接続して利用できます。
設定画面で、スイッチ1から4を選択しますが、「できiPad2。」の1番から4番に外部スイッチを接続してOnします(ジャックはスイッチのプラグ挿入時にノイズカットのため一時的にスイッチがONになる様態があります)と設定が完了します。
スイッチ4個操作できない場合で、スイッチOnの回数操作が可能な場合は、「できiPad2。」のモードを回数モードにしますと、「できiPad2。」の1番に挿入したスイッチで、まるで4個のスイッチを取り付けたようにご利用できます。
スイッチを1回ONでSpace、2回OnでEnter、3回ONで1、4回Onで3が出力されます。
モードの信号の詳細は、下記サイトに記載があります。
https://dekimouse.org/wp/dekiipad2/dekiipad2ModeSetteiRei25.pdf
余談ですが、スイッチコントロールで、スイッチを何度もOnしてしまう場合は、回数モードで1回から4回Onのアクションを全部同じものにしてしまうことで、一つのアクションだけを起こすことができます。
5回からは下記のような機能が設定されております。
5回:スクリーンキーボードの表示の ON/OFF 6回:トリプル HOME(iOS10以降で HOME ボタンのあるiDevice)
9回:iPad や iPhone を Sleep にして「でき iPad2。」も Sleep になります。 スイッチを SW2 に接続した場合は音楽を容易に楽しむことができます。
1回 ON:再生・停止 2回 ON:次の曲 3回 ON:前の曲 4回 ON:ボリューム下げる 5回 ON:ボリュームを上げる 6回 ON:トリプル HOME(iOS10以降で HOME ボタンのあるiDevice)
9回 ON で iPad や iPhone を Sleep にして「でき iPad2。」も Sleep になります。
スイッチを SW3 に接続した場合はカメラアプリにおいてシャッター機能となります。
タブレットモードが、現時点では無いようで、スッキリ!
”「できマウス。」の仲間たち”のアプリは、管理者モードで起動するか、UAC(ユーザーアカウント制御)をOFFにすれば、警告も表示せずに利用できます。
なお、タッチモニターは、サポータなどが帰り際に画面タップで操作したままだと、マウスカーソルが消えたままですが、「できマウスS2。」に接続した外部スイッチONでマウスカーソルは再表示します。