この言葉を2回目として最近聞きました。
1回目は 2005年ころだったと思います。「できマウス。」工房に長崎から”スイッチの世界を学びたい!”と女性が来訪され、帰り際に涙しながら言われました。「町田さんが死んだら、この製品はなくなってしまう!・・・」
その言葉を受け止め、ささやかですが2008年から”バトンタッチセミナー”を始めました。
https://dekimouse.org/wp/takeover/
今回は特別支援学校の先生からでした。
最初に作った「できマウス。」はオリンピックの年に20歳を迎えます。”「できマウス。」の仲間たち”のアプリは今見るとよく作れたなーと人ごとのように感じます。
「できチョンツー。」はマルチタスクに挑戦した作品です。
みなさんからのメールから開発のパワーをいただきました。
今もそのパワーをいただいておりますが、お応えするパワーの衰えを実感するこの頃です。
「できマウス。」や「できiPad2。」を作るには、部品選択のリスクがあります。CPUの生産寿命が短いことも一つです。どれを採用するかは勘です。
部品発注もほとんどが輸入品なので、円レートも大事です。
部品は手作業では扱えない極小になってきました。製造に出す工場探しも必要です。
来春 70歳を迎えます。人生の先輩からは、”70歳台は最高だよ”とも言われております。時には不安がよぎる気持ちの小さな自分もおります。
どのように、バトンタッチすればと思案する時間が多くなっております。
究極は、「できマウス。」や「できiPad2。」が不要になればということかも知れませんが。