macOSスイッチコントロールのオリジナルパネル(岡本さんの力作)
macOSのスイッチコントロールでは、アクセシビリティキーボードのパネルエディタを使用してオリジナルのパネルを作ることができます。
岡本興一さんは、生前、オリジナルのパネルの作成に取り組み、いつか公開したいと語っていました。
そのパネルのファイルをお預かりし、ここに公開させていただくことになりました。
岡本さんは、スイッチコントロールを駆使して、このパネルを作られました。それに費やした努力と時間は計り知れません。
天国の岡本さんに、「すごいものを作ったんですねー。苦労話を聞きたかったです!」と伝えたいです。
*図は選択すると大きく表示します。
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パネルエディタと作成したパネルの取り込み方は、Appleの下記サイトに記載があります。
パネルエディタ
お願い
岡本さんの自作オリジナルパネルです。万が一、個人情報が含まれている箇所があった場合は、info*dekimouse.orgまでご一報くださいますようお願いいたします。(*をアットマークに直してください)
事前操作
1.このサイトの”ダウンロード”のボタンを選択して、パネルエディタのファイルをダウンロードします。
2.圧縮ファイル形式で、CustomPanels1とCustomPanels2がダウンロードされます。前者が初心者版で後者が上級者版となります。
3.圧縮ファイルを解凍します。
初心者版ダウンロード
上級者版ダウンロード
スイッチコントロールへの取り込み方
4.システム環境設定の”アクセシビリティ”を選択します。
5.スイッチコントロールを選択し、パネルエディタを選択します。
6.パネルエディタのメニューバーから”ファイル”を選択し、”パネルを読み込む”を選択します。
解凍したCustomPanels1またはCustomPanels2のどちらかを選択します。両方を選択すると複雑になってしまいます。両方を試されたい場合は、後述のカスタムパネルの削除方法をご覧ください。削除してから、もう一方のパネルを読み込んでください。
7.パネルは、ところどころ空白があります。岡本さんの個人情報に関する項目は空白にしました。必要な方は、パネルエディタで編集できます。(パネルエディタ用のパネルも岡本さんは”パネルエディター”として用意してくださいました。)
スイッチコントロールを起動してみましょう
8.スイッチコントロールをONにします。
9.カスタムを選択すると、カスタムパネルのメニューが表示されます。
10.Safariのメニューを選択すると、Safari用のパネルが表示されます。
*下の図は選択すると大きく表示します。
カスタムパネルの削除
11.システム環境設定の”アクセシビリティ”を選択します。
12.スイッチコントロールを選択し、パネルエディタを選択します。下記の動画のように、パネル名をアクティブにして、Deleteキーで削除します。
カスタムパネルはWindowsでも利用できます
Parallelsというアプリで macPC上でWindowsを起動することができます。
そのWindowsの中で、macOSのスイッチコントロール、カスタムパネルが利用できます。
パネルエディター用のパネル
岡本さんは、パネルエディターでカスタムパネルを作る際に、外部スイッチを利用して作れるように工夫しておりました!
グループ解除
岡本さんのパネルを参考にしてパネルを作ろうとするときは、”グループ解除”します。まず、数行がグループ化されていますので、それを解除。”グループ解除”を数回行いますと、数行のブロック内が単独のボタンになり中身を編集できるようになります。
編集が終えましたら、行単位で”グループ化”し、次に”Shift”キーで数行を選択しておいて”グループ化”します。
とても、すごい力作です!
皆さんも岡本さんのカスタムパネルを参考にして、挑戦してみてください。