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iOS8.0で「できiPad。」が動いてホッとしています

iOS8.0のbeta版のテストはハラハラドキドキでした。
beta1では難なくペアリングOKでしたが、beta2とbeta3では、続けざまにペアリングができなくなってしまいました。
Apple社に入力支援機器の現状をお伝えしました。
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「できiPad。」に限らず、スイッチコントロール対応のBluetooth版の入力支援機器は、ほとんどキーボードとして認識されます。本来、キーボードの場合は、4桁程度の数字の組み合わせ(PINコード)を要求されます。キーボードを付属しない「できiPad。」のような入力支援機器は困ります。
そこで、最新のテクノロジーの登場です。SSP (Secure Simple Pairing)でPINコード入力を省略(Just Worksが実現)できますので、「できiPad。」は、このJust Worksを採用しました。
可能なら、beta4では、Just Works機能を復活させて欲しい・・・
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以上のような内容をApple Bug Reportへ書きました。
それが、功を奏したかは不明ですがbeta4とbeta5では、ペアリングOKとなりました。
そうして、今回のiOS8.0正式版でも、「できiPad。」の動作確認が取れました。
なお、今回のiOS8.0正式版は、Apple Developer から、開発者向けに公開されたものです。
(一般公開は9月下旬の予定です)
ペアリングができないと、「できiPad。」は、何の役にも立ちません。iOSは、一旦OSのバージョンを上げますと、旧バージョンには戻れません。そうなったら、ユーザー様が「できiPad。」を利用することができなくなりますね。
今回、無事にペアリングができて、ホッとしております。
なお、Just Worksの実現には、北海道大学の辻見先生に多くのアドバイスをいただきました。この場をお借りして、感謝申し上げます。
また、Apple社のAccessibilityに取り組まれる姿勢に、敬意を表します。

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