みんなと同じようにPC操作をしたい。その願いのお手伝いができたらうれしいです。

「できiPad。」発売一周年を迎えました


「できiPad。」開発基板
「できiPad。」外観

2013年4月25日に「できiPad。」の発売を開始し、一周年を迎えました。
「できiPad。」は、皆様からの様々なご要望を取り込み、多くの機能を持っております。
そのため、出荷にあたっての動作検証に費やす時間も多くかかりました。
何か、大きなミスをしていないか・・・ハラハラ・ドキドキの出荷開始でした。
出荷開始後、iOS7でスイッチコントロール機能が採用されました。
これには、「できiPad。」のファームウェア2.0で対応することができました。
季節が寒くなったころから、電源プラグの材質不良によるひび割れ事故が発生しだしました。
皆様からの信頼が大事と判断し、送料こちらもちでリコールを発表しました。
原価に近い価格なので、往復送料約2千円は厳しい状況でしたが、中には、送料をご心配下さる方、利用しての嬉しいお便りなどを頂戴し、思い切ってリコールして良かったと思っております。
「できiPad。」の構想は、2011年5月から、外部スイッチでiPadを操作する手法を検討しました。USBインターフェイスを利用し、2012年2月にyoutubeで公開いたしました。
当時は、iOS6の時代で、スイッチコントロールは存在しておりませんでしたので、VoiceOverがキーコードを受け付ける機能を利用しました。また、Voice4Uのような海外アプリやトーキングエイドfor iPadのように直接キーを受け付けるアプリにも対応いたしました。
iOS製品のコネクタが変更される情報が飛び込み、並列に調査していたBluetoothに舵を切りました。2011年8月に大阪の石井様から、市販Bluetoothを利用する愛ディアを教えていただきました。
2012年2月、北海道大学の辻見様に、Bluetoothの入力支援機器の構想メールを差し上げました。
石井様と辻見様との出会いによって、「できiPad。」のBluetooth版の開発が本格的にスタートしました。
Siriの起動や音楽再生機能は、特に苦労いたしました。一般のキーコードとは違って、マルチメディアキーということを知りました。
最大の難関は、Bluetoothのペアリングでした。それも、本来ペアリング時には4桁の数字を要求されますが、自動接続という最新の技術を取り入れることができました。
特にこのペアリングの部分は、北海道大学の先生のご指導をいただきました。
iOSがバージョンアップする中でも、「できiPad。」は順調に動作し、大きな支障もなく今日を迎えることができました。
全国のテスターの方々にも大変お世話になりました。
たくさんの方々から、お礼や励ましメールをいただきました。
また、講演や展示会で、「できiPad。」をご紹介してくださる方々にも、「できiPad。」を広めていただきました。
あきらめない! 決めつけない! 一人でも多くの方の笑顔が増えますことを願って、みなさんからの愛ディアを頂きながら、今後もより良い製品に育ててまいります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2014年4月25日 「できマウス。」プロジェクト

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